君にキスができるまで。






暑くなってきたし、冷たいものが食べたくなるよな〜。


……それに比べて。



「みさちゃんはうどんだろ? 暑くない?」



みさちゃんが頼んだのは肉うどん。


夏に熱いのが食べたくなるのもわかんないことねぇけど……なんて思っていたら。



「いいじゃん別に……うどん好きだもん」



うっ。


うつむきがちにちょっとすねたような口調でそう言ったみさちゃんに、やられた。



「そっか〜。 じゃあ、熱いものを食べるの得意なんだ、みさちゃん」


「そういうわけじゃないんだけど……」



ちら、と俺の様子をうかがうように見上げてくるみさちゃん。