君にキスができるまで。






「そ、その……わたしも佐久間くんと同じ気持ちな……きゃっ!?」



うつむきがちで話すみさちゃんを、ぎゅっと抱きしめる。


ごめん。 我慢できなかった。



「……聞かせて。 みさちゃんの気持ち」



ドキ、ドキ、と大きく鳴る心臓の音は俺のものなのか、みさちゃんのものなのか。


そんなの、考える余裕なんかなくて。



次の瞬間、俺の心臓はついに止まったかと思った。



「佐久間くんのことが……好きです」



なんて、かわいらしい声で言われて、夢でも見てるんじゃないかって思う。



でも、みさちゃんは俺の腕の中にいる。


それは紛れもない現実。