君にキスができるまで。






「はあ? なに言ってんだよ」


「まだわかんねぇの? いまの俺だったらおまえをボコボコにしちまうかもな」



みさちゃんにちょっかいかけた時点でもうアウト。


手加減とかできる気しねぇ。



「……ちっ、わかったよ。 だから、そんな殺気立った目で見てくんな!」



茶髪のセンパイは、すごすごと体育館裏をあとにした。



はー……。


助けられてよかった……。



「佐久間くん……ごめんね? めんどうなことに巻き込んじゃって……」



ホッと安堵のため息をついたとき、うしろから申し訳なさそうな声が聞こえた。