「琥珀ちゃん! 今日カラオケ行かない?」




やっと放課後が来たよ。




「ゴメンネ! 親に早く帰れって言われてるの」




「そっか、仕方ないね。 バイバイ」




「バイバイ!」




クラスメートの一人に手を振って教室を出た。




玄関にーではなく、屋上にGo!




休み時間に校内を回ってたら、見つけたんだ!




でも錠がかかってるから開けられないんだよね。




でもでも、ご心配なく策は考えてるよ!




それはー…




「オープン!」




ガチャンッ




何をしたって?




私は"魔女"だから"魔法"をかけたんだよ!




これが私の秘密。




誰にもバレないようにしなきゃねー。




ルンルン気分で屋上に入った。