★☆★


トンッ




「あ! ニーヤ来た!」




「お疲れ様」




誰も通らない所に私達が住んでいる家がある。




中に入ってすぐに抱きついてきた美少女と離れた所に立っている美青年。




「ミケ、ロウただいま」




美少女はミケ、美青年はロウという名前。




「ハルルは?」




「奥の部屋にいるよ」




「わかった!」




ロウの横を通り過ぎて一番奥の小部屋に向かう。




コンコンッ




「ハルルー、入るよ!」




ガチャッ




「遅かったな」




あれ、不機嫌?




ハルルの綺麗な顔に怒りが現れている。




「えー…依頼者の髪切ってました」




「……で」




「大切なものに"過去の傷"を頂きました!」




ポケット中から小さい瓶を取りハルルに渡した。