「……え?」
亘さん、いやターゲットは地面に転がった。
「ハルル、お待たせっ!」
後ろを振り返ると手で銃の形を取り立っているニーヤ。
ウインクは可愛いけど所々に浴びた返り血で台無しにしている。
「あー…楽しかった! やっぱり人間の恐怖に歪む顔は良いねー」
「き…ば、さ…な……で」
木場さん何で、って言ってんのかな?
「亘先生。 残念ながら貴女も殺さないといけないの! 依頼だからね」
亘先生の目が俺らに向けられる。
「実はこの学校に二つの依頼が入ったの。 一つ目は貴女のでしょ、もう一つは"1-Aの全員を殺して欲しい"という元1-Aの生徒の依頼。 その人物わかるでしょ?」
ターゲットの首が横に動いた。
わからない、と言ってるのだろう。