タイムスペース

 キーホルダーといえば、ハルカからもらったものを思い出す。


 そういえば夢の中で会った(?)とき、値段でサバを読んだ理由を聞き忘れていた。

 そうだ、いろんなことを聞きたかったはずだ。


 なぜ死んだのか。あれは本当に事故だったのか。


 僕はどうもあれが事故だったとは思えないのだ。

 あれは本当に避けられないことだったのろうか。


 僕には彼女が自殺した、と思えるのだ。



 彼女が死んだとき、当然僕も電車の中にいた。


 大きく響いたエンジン音も、運転手や乗客の驚いた顔も、覚えている。



 …考えすぎなのだろうか。



 とにかく、今夜も会えないだろうか。


 早く一日を終えて眠りたい。



 まだ朝の電車の中。まだまだ長い一日を想像し、僕はため息をついた。