「ありがとう、菜月さん。
すぐの方が良いよね。
今日行ってこようかな。
学校も休んじゃったし」
『今日行く?
私これからお客様来るから一緒に
行けないよ?』
「うん、大丈夫!
一人で行ってくる!」
『待って!莉奈が嫌じゃなかったら
悠斗について行ってもらう?』
「え…?
私は嫌じゃない。
寧ろ心強い…」
そう言うと菜月さんはニッコリ微笑んで
携帯を手に廊下に行き、
悠斗に電話をしてくれた
きっと少し内容も伝えてくれてるんだろう
私、悠斗に嫌われちゃうかな…
汚いって思われちゃうかな…
凖にも伝わっちゃうかな…
そんなことを考えてたら
菜月さんが電話を終えて戻ってきた
