「お待たせしました、先輩…」 『急にごめんな? ちょっと日陰で座ろう?』 前を歩く先輩についていく 海水浴で賑わう人達でいっぱいの浜辺からは 見えにくい海の家の裏側に来て座った 「先輩、どうぞ。サービスです」 出る間際に悠斗が渡してくれた キンキンに冷えた飲み物を 先輩に手渡した 『莉奈、怖い想いや嫌な想い 沢山させてごめんなさい』 あまりにも弱々しい先輩の言葉だった