「悠斗…」
悠斗のTシャツの裾を握って呼ぶ
『ん?どした?莉奈姉』
「ちょっと一瞬こっち来て?」
『ん?あぁ隼!!
ちょっとここ頼む!!』
『おうっ!』
人目のあるところで手をつなぐことは
嫌がる悠斗だけど今日は握っても
離さずに握ってくれている
『莉奈姉、どした?
具合でも悪いか?』
「いつもみたいにぎゅーってして?」
急に言ったものだから戸惑いながらも
抱きしめてくれた
「ううん…もっと…もっとぎゅーって…」
『どうしたの?怖い想いしたの?』
私は首を横に振り、夢中で悠斗にキスをした
「先輩が来た…
今からお話してくるね
頑張ってお話してくるから
勇気もらいたかったの」
『えっ?蒼先輩?
俺も行くよ』
「ううん、一人で行く
もう一回チュー…」
チュッ…
『俺が心配するから事前に
いってくれたんだよな?
ありがとう
無理するなよ?
何かあったら逃げてこい』
優しい悠斗に抱きしめられて
気持ちを落ち着かせてから
休憩に入った
