いきなり宮村が登場したことに、あたしより橘が驚いている。
「お、よぉ、和樹!げ、元気そうだな!」
何を言い出したかと思えば、元気そうって……
何?橘焦ってる?
そんなどこかおかしい橘を他所に
宮村はあたしの元までやって来る。
そして、宮村は橘に面と向かって言葉を放った。
「俺はコイツの、笹原のこと女のカケラも可愛げもないヤツなんて思ってねぇよ」
ギュッと肩を引き寄せられあたしの心臓はドキッと跳ねた。
周りのみんなは悲鳴まじりの歓声。
女子たちからは鋭い視線が向けられた。
「…お前、何言って」
橘は宮村に詰め寄ろうとしたけれど間に足立くんが割って入って来た。
「俺も、気の強えー女のたまに見せる照れた顔とかそそるんだわ。笹原のめちゃくちゃになった顔見てぇんだけど」
なんて、足立くんが言う。
めちゃくちゃになった顔って何?
っていうか、いきなり何言い出すの!?

