拷問と言う名のデートを終え翌週。

この日の朝はなぜか身体がだるく鉛のように重かった。


またあの最悪な席で過ごす一週間が始まるのか……


身体がだるいのはそのせいなのかもしれない。


でも、今日は宮村と部活終わりに残ってバスケの練習するって決めてたし!



「今日も頑張りますか〜」


制服に着替え、変な気合を入れ家を出た。



教室に着くと、いつものように愛美が出迎えてくれる。



「おはよ〜愛美!はい、これお土産〜」



橘と行った遊園地のお土産を愛美に手渡した。



「遊園地行ってきたんだ〜!休日人多くなかった?」



「多かったよ〜それがもうクタクタでさ!」



へぇ〜と聞き流す愛美はニコッと意味深な笑みを浮かべあたしに迫ってきた。