大っ嫌いなアイツに恋をした。





あたしは見たものに一瞬、言葉を失った。


橘の後ろから覗くと

そこは夕日の光に照らされた海が……




「……どうだ、綺麗だろ?」



その声に隣を見ると、夕日に照らされてキラキラ輝く橘の笑顔。



あたしはうんうん、と何度も頷いた。



そして階段を降り一緒に歩いて砂浜に座った。




「ここ、俺のとっておきの場所。ここから見る沈んでく夕日、最高に綺麗なんだよな。」



目を細めて、嬉しそうに話す橘を見ているとなぜか胸が音を立てた。


橘のことだから、色んな女の子をここに連れて来て喜ばせてたんだろうな。


橘のことだから、きっと甘い言葉なんか囁いて……



「言っとくけど、ここに連れて来たのお前が初めてだから。」



その声に隣を見ると、橘は真剣な眼差して見つめてきたんだ。