大っ嫌いなアイツに恋をした。




「ブッ、何だよ期待しちゃった?よくよく考えてみろよ。お前は女だと思ってねぇから奢れんだよ」



バカじゃねぇの?

なんて、笑う橘はジュースを今にも吹き出しそうだ。



「…あ、そ、そう…わ、わかってるしバカっ!」



他の女には…なんて言うからあたしには…って思っちゃったじゃん。


別にこれは期待なんかじゃない。


ちょっとは他の子と違うのかなって思っただけ。



そこに特別な感情はないよ。


もう、あたしは橘のことなんとも思っちゃいないんだから。



「お、お土産でも見よーっと」



さりげなく橘から離れるためお土産屋さんに入った。



「あ、そうだ!愛美に買って帰ろー」



美味しそうで可愛らしいお菓子を探していると橘の腕があたしの頭にのった。



「女はそんなん好きだな〜その辺の菓子と一緒じゃね?」



「いいんです〜!あんたには分からないでしょうけどねっ!」


思い切り腕を振り払って睨んでやると、
橘はフイッと違うコーナーに行った。