まあ、後にバカにされイジワルばっかりなヤツだと知って後悔するんだけど…
「ほら、あれ乗ろうぜ!」
返事も聞かずにあたしの手を引っ張って行く橘はいつもより何だか可愛くて、キラキラしてて、でも…カッコ良くて。
あのときのあたしがこうして橘とデートだなんてなっていたら…どうなってたんだろう。
きっと、緊張してドキドキで……
「もう!待ってよっ!」
こんな風に普通に喋ることなんて出来なかっただろう。
「ちょ、橘…休憩!休憩しよ〜」
あれから散々振り回されたあたしは室内のジェットコースターと野外のジェットコースターを何回も乗せられた。
もう、ヘトヘトだよ〜
「ったく、根性ねぇな!」
なんて言った橘だけど、あたしをベンチに座らせてくれた。

