大っ嫌いなアイツに恋をした。





電車にゆらりとゆられ着いたのは……



「ゆ、遊園地…?」



大きなジェットコースターからはキャ〜と悲鳴じみた声が聞こえてくる。



橘に連れてこられたのは、都内の遊園地。

今日は日曜日とあって親子やカップルが多い。



橘のヤツ、こんなとこに来たかったのか?


案外お子さま?


そう思うと、プッと笑ってしまった。



「おい、何ニヤけてんだよ。顔面崩壊してんぞ。」


むにっとあたしの頬を摘まむ。



「はっ!?何よ!!このっ!」


あたしも橘に仕返ししてやろうと手を伸ばしたとき後ろからクスクスと笑い声が聞こえてきた。