大っ嫌いなアイツに恋をした。





「ほれ、カルピス持ってきたぞー」



「あ、ありが、と」



笹原はぎこちない動作でカルピスのはいったグラスを手にする。


急によそよそしくなる笹原。


は….?何でだ?



「何、いきなりどうちゃったわけ?」



顔を覗き込むようにしてニヤリと笑うと、笹原は慌てて距離を取る。



「べ、別に、ど、どうもしてないよっ!」



バーカ、見え見えなんだよ。




「あ、そうだゲームでもするか?格闘のゲーム好きだって言ってたろ」



「う、うん…」



笹原はグラスを持ったまま、やっぱりどこかぎこちない返事をする。



「つーか、何でそんな離れてんの。もっとこっち来いよ…」



そう、手を伸ばすと笹原は慌てて俺から離れる。


そして……



「きゃっ!?」



慌てた衝撃で、笹原は制服いっぱいにカルピスをこぼした。