大っ嫌いなアイツに恋をした。





キョトン、とする笹原は不思議そうに俺を見る。

…….そんな顔で見つめんなバカ。

俺が悪いヤツみてぇじゃん。



俺はフッと笑みをこぼし、笹原を見据える。




「言っとくけど、誰もいねぇよ?」



「…お、お買い物…とか行ってる…ってこと?」


ブッ、何その慌てよう。



「さぁ?今日はもう誰も帰ってこないんじゃね」



「……あ、そうなんだ…帰ってこな……へぇっ!?」



笹原は目を見開かせ丸い目をパチクリさせる。


相変わらず、期待裏切らねぇ反応だこと。

バーカ、帰ってこねぇわけねぇじゃん。


でも、夜まで帰ってこないってのは本当だけどな。



「ほら、部屋案内してやるよ。おいで」