大っ嫌いなアイツに恋をした。




可愛い子じゃん。

何であんな可愛い子ほってあたしなんか…


「ったく、ドンくせぇやつ。さっさと終わらせんぞ」


某然とするあたしをよそに、橘はプリントをまたわけはじめる。



「……いいよ。あたしなんか。そ、それより彼女さん、追いかけなよ!まだ校舎にいるはずだし……」



そう言うと、橘はキョトンとした。



「は?彼女?アイツは彼女じゃねぇよ。」


橘はまた作業を続ける。



「……え?ほら、だってこの前も一緒に帰ってた、仲良さそうに!」



すると、橘はニヤリと笑った。



「へぇ、見てたんだ。」



作業をやめ、橘はあたしの顔を覗き込むようにして見つめてきた。



「た、たまたま見えただけだからっ!別にあんたを見てたわけじゃないんだからね!?」



って、何でこんなにムキになってるんだろ……