ギューっと抱きしめられ、ここが遊園地で人目が多い場所なんて忘れてしまいそうだった。
このままずっとこうしていたい…
「なあ、最後はあれ付き合えよ」
橘が向かった場所は遊園地の定番、観覧車。
この前来た時は恥ずかしくて拒否したんだっけ…
あんな密室に数分いるなんて無理って思ったんだよね。
でも、今は…
従業員のお姉さんが明るくいってらっしゃい!と言ってドアが閉まった。
乗るや否やあたしたちはなぜか無言。
よ、余計に緊張するよ!!
何でもないフリして窓の外を見る。
「わ、わぁ!た、高いね〜!」
「……まだそんな高くねぇだろ」
言葉間違えた…

