大っ嫌いなアイツに恋をした。




いつかみたいに電車に揺られ着いたのは……



「え…ここってこの前に来た遊園地?」



橘に連れてこられたのはたくさんの人でごった返す都内の遊園地。

この前無理やりこの場所に連れてこられたのを思い出す。

でも…あのとき楽しかったな



「お前と…付き合ったら…もう一度ここ来たかったんだよ…悪ぃか」


少し照れたように笑うと橘がとても愛おしく思えた。

何それ…そんなこと言われたら

嬉しすぎて泣いちゃいそうだよ。



「橘っ、すっごい嬉しい!あたしも橘と…」



いきなり腕を引き寄せられる

そして橘はあたしの頬に軽くキスをした。



「……えっ!?ちょっと、人前だよ!?」



「何言ってんだ、口じゃなくてほっぺだぞ。俺なりの配慮だ。次はちゃんとココにしてやるからそんな顔すんな」



橘はフッと笑うとあたしの手を引いて歩き始める。


あたしも少し微笑んでその手をギュッと握り返した。