大っ嫌いなアイツに恋をした。




「橘、お父さんとやけに仲いいんだね」



「ああ、話してたら仲良くなった。んで、お前の昔の写真見せてもらった」



えっ!?
昔の写真!?



「お前、昔っからやんちゃだったのな。つーか、お前の隣に写ってるやつ男ばっか…」



橘と一緒に家の門を出たとき、隣の柔道場から一人の男が勢いよく出てきた。



「美優センパイ!!」



「……り、陸!」



その男とは陸だった。



陸はあたしと橘を交互に見ると顔を顰める。



「……アンタ、美優センパイの何ですか」



陸はあたしと橘の間を割って入ると橘を睨んで言ったんだ。



「ちょっ、陸!?橘は──」



敵意剥き出しの陸に説明しようとしたとき


橘はあたしの肩を強く抱き寄せた。





「何って…見てわかんねぇ?俺の彼女だよ」




橘はフッと笑ってそう言った。