ピンポーン──ピンポーン



夏休みに入ってもう何週間が経過。


あたしはお昼に起きるスタイルが定着していた。



ピンポーン───


何だ……まだ9時じゃない。



さっきからインターホンがうるさくて寝れやしないよ。


やがてインターホンの音がなくなると玄関先から何やら声がして。

何だろ……宅配かな?


お父さん今日は会社休みだし受け取ってくれるよね。



もう一度眠りにつこうと布団をかぶると……


トントンと階段をのほる音がして



突然部屋の扉が開いた。




「いつまで寝てんだ寝坊助」