橘は気合が入ったのか腕まくりをした。
たくましい筋肉が見える。
銃を構える姿も様になって目を奪われる……
ドキドキして…
もうこの気持ちに嘘はつけないと思った。
橘は狙いを定めると……
爽快なほど綺麗な音がなった。
「兄ちゃん大当たり〜!これを当てた人は今までいなかったよ!」
おじさんが橘に景品を手渡す。
それはお菓子でもなく、ブサイクなタコのぬいぐるみでもなく……
ふわふわのクマのぬいぐるみだった。
どうして……?
「ブッ、なんつー顔してんの。ほら、これ欲しかったんだろ」
そう言って橘はあたしにふわふわのクマを差し出す。

