大っ嫌いなアイツに恋をした。




「ブッ、お前お菓子が食いたかったのかよ」


お菓子セットを両手に持ったあたしを見て大爆笑の橘。


そ、そこまで笑わなくたって……


見上げるとふわふわのクマがこちらを見ている。

ああ、欲しかったのにな〜

仕方ないよね……



「橘、次行こ……」



「おっちゃん、俺も一回やらして」



え……?


橘もやるの?



「た、たちば…」



「お前、どれ欲しいの?」




え……?

どれ欲しいのって…あたしのために?



銃を構えながら橘は上目遣いで言う。



「え、あ…あれ!」



あたしはふわふわのクマ…ではなくて

その隣のタコのぬいぐるみを指した。



「はっ?あのブサイクなやつか?趣味悪ぃなお前」



「う、うるさいなっ!いいでしょ別に!」



ふわふわのクマが欲しい、なんて恥ずかしくて言えなかった。

似合わないもん。

あたしには……