大っ嫌いなアイツに恋をした。




「お、おいしい…」



「あたりめぇ」


フンっと笑う橘。


ああ…間接キスしちゃった。


というか、もう2回もキスされてるんだけどね…



「つーか、お前その格好七五三みたいだな」



「……は?」



七五三?

七五三ってあの千歳飴もらって…ってやつ!?



「ば、バカっ七五三っていくらなんでも…っ」




「可愛いよ」




「……え」



今なんて……

人が多すぎて聞き間違えたのかもしれない。




「すげぇ可愛い。似合ってんな、浴衣」



少し照れたように笑う橘が目の前にいて。


あたしの鼓動は早く波打った。