「やっぱかき氷はカルピスに限るわ〜」
なぜかあたしは橘と隣に並んで歩いてます。
橘曰く、若菜たちと合流するまで一緒に付き合えとのこと。
かき氷を奢ってもらったあたしは何も反論出来ず渋々橘の隣に…
だけど、ちょっと嬉しいと思っている自分がいる。
もう関わらないとか言ってたのに、こうやって普通に話せるなんて……
「カルピスのかき氷とか初めて見たな〜でもやっぱりあたしはイチゴ」
「んじゃ食う?その代わりイチゴちょーだい」
橘はフッと笑ってカルピスのかき氷をあたしに差し出す。
それって……間接キス!?
戸惑っていると橘はあたしのイチゴのかき氷を横取りしてパクッと食べた。
「イチゴもうまいな」
なんて、あまりにも可愛く笑うもんだからドキドキが止まらない。
「カルピス食わねぇの?ほれっ」
橘は何を思ったのかスプーンにかき氷をのせてあたしの口元に持ってくる。
あーんしろって?
周りにはたくさん人がいて羨ましい〜なんて声がちらほら聞こえてくるぐらい。
「ほら、溶けんぞ」
ええい!もう知らない!
あたしはカルピスのかき氷を橘にあーんしてもらう形で食べた。

