南橋宮に着くと屋台がたくさん並んでいて人がごった返すようだった。
すごいたくさんの人…
みんなとはぐれないようにしなきゃと思っていた矢先
「……あれ?みんなは…?」
人混みに流されみんなとはぐれてしまったみたいだ。
ウソでしょ!?
宮村に連絡しようと電話をかけても電波が悪いのかなかなか繋がらない。
若菜にもメールしたけど気づくかな…
あたしは仕方なく人の流れに沿って歩き始めることにした。
「かき氷美味しいよ〜いかがかな〜」
一人で歩いているとかき氷屋さんが目に入って立ち止まる。
「おっ、そこの可愛いお嬢ちゃんかき氷どうだい?美味しいよ〜」
タオルを頭に巻いたノリの良さそうなおじさんがあたしに向かって笑顔で言う。
ちょうど人混みで暑かったしかき氷食べよっと!
「じゃあ、イチゴを…」
「おっちゃん、イチゴとカルピス一つずつ!」
お金を渡そうとしたとき、後ろからあたしの声に被せて話す男が割り込んできた。

