「お前、さっきから何言ってんの?俺、悠月とそんな賭けした覚えねぇよ」
「……え?だ、だって橘はっ」
橘は、足立くんと賭けてたって…
「悠月がそう言ったのか?…アイツ、バカだな本当」
足立くんはそう言うといきなり笑い出した。
何がおかしくて笑っているのかわからないあたしは不思議で仕方ない。
「代わりに謝るわ、悪ぃな。悠月ってさマジ不器用なんだよ。わかってやってくんね?」
わかってやってって…何を?
「つーか、アイツ今頃焦ってんだろうな」
「焦ってるって?何を…」
「ん?…だってほら、笹原が俺を連れてくからさ、俺らデキてんじゃねぇかって思うだろ」
デキて…って、あたしと足立くんが!?
「そ、それはないよっ!足立くん、だってほら好きなタイプは年上で…」
そう、何とか言い逃れしようとしているといつの間にか立場は逆転。
あたしは壁と足立くんに挟まれていた。

