何よ、何でそんな冷たい目なんか…
まるで拒絶するような橘の瞳が脳裏から離れない。
別にアイツのことなんか気にしなくたって……
結局帰りのHRでもアイツの姿はなかった。
帰ったのか?
本当、サボリ魔なんだから。
のくせに、成績いいなんて割りに合わない。
だから余計にムカつく……
生徒がまばらになった教室で陸に電話をかけるとすぐに繋がった。
「美優センパイっ!すいません!今日部活長引いちゃって迎えにいくの遅くなります!」
いきなり大きな声が聞こえるものだから少し笑ってしまった。
「いいよ、今日はまだ明るいし一人で帰れるよ」
ダメだと言い張る陸は部活を休むとまで言い出す。
そんな陸をなんとか制しあたしは一人で帰ることにした。

