陸は学校の門の前であたしを降ろしてくれた。
「美優センパイ、帰りまた連絡してね」
「うん、ありがと。じゃあ」
手を振って門をくぐろうとしたとき、手を掴まれグッと後ろに引き寄せられた。
「……陸?」
顔をあげると真剣そうな顔をした陸がいて、それがまた色っぽく見えて思わず息が止まりそうになった。
「……俺を好きになってもらえる可能性、ありますか?」
ザワザワと、登校していく生徒があたしたちの横を通り過ぎて行くのにここには陸と二人しかいないような感じがした。
「この前言ったこと、本気だから」
「……り、陸っ」
陸はそれだけ言うと行ってしまったのだった。
陸が、あたしのことを好き?
こんな…あたしを?

