目を見張るとそこには…
「テメェ!クソガキなんだお前っ」
見覚えのある背中が目に入る。
次々と技を使って男を倒していくその背中は…
「美優センパイっ!大丈夫っすか」
「り、陸…っ!」
あっという間に男たちを倒したのは陸だった。
いつになく真剣で力が抜けたあたしの身体を優しく支える。
「こいつらタフだから多分またすぐ起きます!早く逃げるよ!」
あたしたちは陸に連れられ必死に走った。
警察に連絡して愛美を家に送って家に帰ってきたときにはだいぶ時間が経っていた。
「陸、ありがとう。陸がいなきゃどうなってたか…」
もし陸が来てくれなかったらと思うとゾッとした。
「いえ、たまたま帰るときに見かけてびっくりしましたよ。とにかく無事でよかったっす」
にっこり笑う陸に心が落ち着いて安心していると、家の玄関の扉が勢いよく開いた。

