「こんなとこのぼったら危ねぇだろ。ここは俺がするから」
橘くんはそう言ってあたしを制する。
なぜかドキ、ドキと胸が言う。
それが何だか嫌であたしは橘くんのブレザーの裾を引っ張った。
引っ張ったと言ってもさっきの女の子のよう可愛らしくではなく、思い切り引っ張った。
「いい。あたしが自分でやる」
橘くんを押しのけて机の上にある椅子にのぼった。
少しぐらつくけどそんなこと気にしてる場合じゃない。
今はこの変な胸の高鳴りを抑えたくて仕方なかった。
「あ、パンツ見えてるけど」
「えっ!?」
スカートなんだってすっかり忘れていた。
「ふーん、レースのピンクか〜」
「ちょっ、見ないでっ」
慌ててスカートを抑えるとバランスを崩してしまった。
やばい、倒れる!
そう思ったあたしは棚に手を伸ばした…
のだけど……

