橘くんが来る前に終わらせよ。
そう、錆び付いて中々開かないドアを開けると資料室は埃っぽかった。
どんだけ掃除してないのよ…
週末は必ず掃除って守ってないでしょこれ。
結構長引くな…と思いつつ、あたしは掃除を始めた。
暫くして、掃除の半分ぐらい終わった時
別館には珍しく人の声が聞こえてきた。
それは男女の声で、何やら揉めているようだった。
痴話喧嘩なら別の場所でしてよね!
男女の声に苛立ち埃っぽさがなくなった資料室のドアを閉めた。
でも、次の瞬間
乱暴にドアが開かれた。
えっ、?と開かれたドアを見ると
そこには橘くんがいた。

