一途な彼は俺様モンスター

私に顔を近づけて、心配そうに言う空翔さん。




「…ちょっと食べ過ぎただけですから、大丈夫です」

「食べ過ぎた?お前、全然食ってなかっただろ(汗)」

「私すんごい少食で…ていうか、たくさん食べられなくて…(汗)あれでも、結構頑張った方っていうか…」

「…本当昔から変わんねえな」




それって…

どういう意味……?




「本当に無理だったら、ちゃんと言えよな」

「え、あ…はい!」


突っ込もうと思ったけど、話それちゃった…

なんとなく、聞き返せたかったな。




「じゃ、買い物行くか」

「は、はい」


私と空翔さんはレストランを出て、インテリアショップに向かった。







……………


「とりあえず、全部揃ったな」

「はい!ありがとうございました!」


夕方

買い物を終えた私は、空翔さんとカフェでひと休み。


真由子さんと楓雅さんは、レストランを出てから、バネちゃんを連れてカラオケに行ってしまい…

結構、空翔さんと2人で買い物をした私。


男の人とこんなふうに出かけるのは、お兄ちゃん以外初めてだったから、すごく緊張したけど…

空翔さんがリードしてくれたから、途中からちょっと楽しめたなぁ…