一途な彼は俺様モンスター

心の中でそう思いながら、私はそのワンピースに着替えた。

着替え終えたあとにすぐ、あることに気がつく…



私…

空翔さんのリクエストされた服に、あっさり着替えちゃったけど…

これって、どーなの(汗)?


これじゃあ、まるで…空翔さんに、かわいいって思われたいみたいじゃん!

私って、本当バカ。



今着た服を脱ごうと、背中のファスナーを下げようとした時…



ガチャ


「着替えたか?」




!!!!!!!!!



空翔さんが、ノックもなしで部屋に入ってきた。

私は慌てて、ファスナーを下ろそうとした手を離す。




「ノックくらいして下さいっ!」

「パートナーなんだからいいだろ。それより、やっぱりその服いいじゃん!かわいいよ」

「っ!」


私の着ているワンピースを見て、笑顔で言う空翔さん。



か、かわいい…?

私が……?



男の人にそんなこと言われたのは、生まれて初めてだった。




「楓雅たち待ってるから、行こうぜ」

「は、はい…」


私は空翔さんと、部屋から出た。



着替えし直さくて、良かったと…少し思った。







……………



「ねえーあの席の男2人、めっちゃイケメンじゃない?」

「私は明るい髪の方がスキー」

「私も♡もう一人の短い髪の方って、隣にいるの明らかに彼女だし」