一途な彼は俺様モンスター

「初めてあった時から、思ってたけど…」


「!?」


首筋にキスをしながら言う、空翔さん。


空翔さんの息が首筋にかかって、余計ドキドキしてしまう…




「お前、首弱いだろ?」

「なっ……!そんなことないですっ」

「…そうかな」


っ!


空翔さんは、首筋のキスをする範囲を広めてきた。




「つ、空翔さんっ」

「・・・・」




空翔さんの唇が、急に首から離れた。

そして…




「ごちそうさま」




いたずらっ子っぽい口調でそう言って、空翔さんはクローゼットのドアを開けた。



私は固まってしまい、その場から動けない。




「浅海…」

「…?」


すると、空翔さんはクローゼットにかかってる私の服を、物色し始める。




「俺はこれがいいな」

「!」


そして、ハンガーにかかっていたワンピースを取って私に差し、部屋から出ていった。

ワンピースを受け取った私は、1人ポツンと立ち尽くしていた…




…空翔さんて、女慣れしてる……

私、あの人に絶対敵わない気がする(汗)