一途な彼は俺様モンスター

私は空翔さんに、深く頭を下げた。




「…よろしい。じゃ、支度しちゃえよ」

「…はい(汗)」


空翔さんの方が、いつも一枚上手…

これから私たちは、こんな関係になっていくのかな?


ってゆうか、私…

空翔さんのパートナーになること、こんなにすんなり受け入れてて、いいのかな?


ヴァンパイアからパートナーを申し込まれても、嫌なら断ってもいいって、真由子さん言ってたし…

パートナーになることは受け入れても、別に一緒に住まなくても……


でも、私家ないしな…(汗)

いくらパートナーで、血を与えてるからって…こんなに甘えていいのかな……


うーん(汗)




グイ



「っ!?」


考え事をしていると、空翔さんに後ろから背中を押された。



パタン…


「ちょっとっ!空翔さん!!?」


私の背中を押して、クローゼットの中に私と自分を押し込む空翔さん。

そしてクローゼットのドアを、中から静かに閉めた。