私は2階に上がり、自分の部屋に入って、ベットに寝転んだ。



私は高校3年生。

通っている高校は、決して頭がいいところではないが、お金持ちたちが通う高校。


お兄ちゃんの勧めで、そこの高校に入ったけど…

私は今だに馴染めず、心を許せる友達も出来ないまま、3年生になってしまった。



幸せな暮らしをしているけど…

充実しているとはいえない。


毎日退屈。

友達が欲しい。




何か…

なんでもいいから、起こらないかな…



そんなことを考えていると、いつの間にか深い眠りについていた。









苦しい…


出して…


苦しい…


助けて…





助けてっ……







「………っ!」



真夜中

怖い夢にうなされて、突然目覚めた私。



どんな夢かは覚えてないけど、とにかく怖かったな…

汗かいたし、のど乾いちゃった…


私は起き上がり、そっと部屋を出て、階段を降りた。