一途な彼は俺様モンスター




ん……?



目を覚ますと、見覚えのない部屋のベットの上に寝ていた私。

腕に違和感があり目をやると、私は点滴をされていた。




ここどこ…?


私…寝てたの…?




「起きたか…」


ビクッ



後頭部の方から、男の声がする。






するとさっきのあの男の人が、イスに座りながら、私の顔を覗き込んでいた。

私はとっさに、かけていた毛布で体を隠す。



「…何してんだよ」

「え、いや……」


びっくりして……(汗)




「どー?体は…」

「!……あ、大丈夫…です」


男の人は立ち上がり、側にある小さな冷蔵庫を開けた。




「突然倒れたから、急いでここに運んで、俺んとこの医者に診てもらったんだ」

「倒れた…?」

「ああ。俺と話して急に…ま、そうなっても不思議じゃねえけどな」

「・・・・・」