長井くんに恋した永井ちゃん。




…………やっぱり観覧車にはこの時間、

かなりの人が並んでいて。


あたしたちもその列に並ぶ。

あたしは長井のことが好きだから嬉しいけど、

長井は相変わらず。


少しくらい表情変えてくれたっていいじゃんか。


「長井のアホ……」


『え、ごめん』


なんで謝んの、そんなところで。

あたしがただ呟いただけだし……。


見上げて見た長井の顔は、

やっぱりあたしの身長よりは高いから

首が痛くなりそうだった。