-------------- 『おっそーい!! 結構待ってるんだよ?!』 待ち合わせ場所に着いた途端、 実由の高い声が響く。 『だって佳歩がさー』 『…なんだ、佳歩が遅刻したのかよ。 てっきり初夏の方かと思ったわ』 史織がさらさらーと言う。 えっ。 「なんであたしなんだよ!!」 『いやいや、初夏も遅刻してるから』 ………た、確かに。 すいません……。 『………まだ行かないの?』