『………つーか、勝手に決めていいのかよ』
史織は笑ったあと、一呼吸置いてそう言った。
確かにそれはあるよね。
『………見ててよ』
芽衣梨は自慢気に言うと、みんなの前にもう一度立った。
その時の笑顔が黒い笑顔に見えたのはあたしだけか……?
『アリスは史織、白雪姫は長井。
あ、長井って俊の方ね。
後、王子は初夏ってどーかな??』
芽衣梨がそう言うと、みんなはわぁっと盛り上がって、
『いいじゃん!』
と、ほとんどの人が言った。
………みんなやりたくないだけじゃん……っ!
『はい、決まり~』
「芽衣梨のやつ………っ!」
あたしは小さな声でつぶやいた。


