………どうしよう。 『あ!初夏ー、佳歩ーーっ!!』 そう言いながら芽衣梨が走ってきた。 『ん?なに?』 『そろそろ始まるよー!準備してー!』 芽衣梨の大きな声にビクッとする。 それはきっと、もう始まってしまうから。 (大丈夫、後で謝ろう………) そう心に決めて、また前を向く。 芽衣梨と佳歩にニカッと笑って 「頑張ろ!」 って言った。 この劇、上手く乗り切ってみせるから。