教室の前で奈緒が美咲を待った。 「美咲、昨日、一斗に会えた?」 「うん、会ったよ」 美咲は力なく答えた。 「あのね、奈緒…」 「うん、何?」 奈緒が美咲の顔を覗きこんだ。 「少し時間がほしいって、そう伝えたの」 「何でそんなこと?」 「自分でも、わからない…奈緒」 美咲は奈緒に頭を抱えられ そして泣いた。