「ある日、桃花は拓を呼び出して告白したの」 「でもね拓は好きな人が居るって、それが私だって伝えてしまった」 美咲の手が少し震え、それを隠すためにギュッと指先を絡めた。 そして震えた声で… 「桃花は『耳が聴こえないから?そうなんでしょ?』 って拓の前で泣きじゃくって違うって否定した、拓の手話も、もう見てくれなくて 逃げるように走って道路に飛び出したの バイクの爆音も聴こえない拓の叫ぶ声も届かない。 桃花はバイクにぶつかった」