目的地に着いた時には すっかり夜が更けていた。 「美咲、大丈夫?」 「大丈夫」 「もう花火大会終わったな」 「うん」 「美咲、携帯貸して」 一斗は美咲の自宅に電話した。 奈緒が具合悪くなり奈緒の家族が旅行で居なく美咲が看病してると嘘をついた。 苦し紛れな嘘だった。 ひどく心配していたが 連絡した事で大騒ぎにならずに済んだ。 「取り合えず2ー3日は大丈夫だから、後は俺が何とかするよ」 「ありがとう」 「じゃ行くよ」 コンビニでジュースと弁当を買いタクシーに乗り込んだ。