「そっか……あ、ねぇ、 話し変えて悪いんだけど、 あそこのベンチの横に立ってるのって、 愛の幼なじみ先輩じゃ…?」 とまつりが指さす方向を見てみると、 そこにいたのは 圭ちゃんこと、橘 圭吾だった。 友達といるみたいだけど 圭ちゃんはひとりで 黙々とフェンスにもたれながら 売店で買ったであろうパンを食べてた。 「…そ、そうだね…」 圭ちゃん……… 「…橘先輩って少し怖くない?」