「あ、いや…別に」 そう言って圭ちゃんはその場を離れる。 私の元に近づいてくる…! 声かける!? 声かける……? 「…け、圭ちゃんっ……」 「…華……?」 「え…」 「あ、ごめん… ほんとごめん……愛。」 ……やっぱり私…お姉ちゃんに似てるのかな。 似てる……んだよね…… 「…えへへ…いいよ… しょうが…ないじゃ…んね……はは」 私は笑って誤魔化した。