「……ていうか、今日朝から元気ないよね? 大丈夫?愛……?」 「え?あ、うん…大丈夫。 今日…ね、お姉ちゃんの……」 「あ、そっか…そうだったね…… ごめん……」 まつりは少し分が悪そうに 頭を下げる。 まつりと私が出会ったのは去年。 高校生になったとき同じクラスだったことから 仲良くなった。 だからお姉ちゃんの事をそんなに話していない。 ただ…… 「今日は命日だから。」 死んだということだけ。